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オレンジ色の恋模様<流川楓>

第83章 食らい付きたい欲望




付き合い始めて、3か月。
抱きしめる、手をつなぐ、名前で呼び合う、そこまで言ったら次に進みたい。
そう思うのは男なら当然のことだ。
色々、男には限界ってもんがある。



しかし、この女は…。


「楓ー!今日の昼休みさ…。」


鈍い。


「なんだよ。人の顔、じーっと見ちゃって。」


いつもなら鋭いくせに、恋愛面になると相当鈍い。
鈍いうえに初だ。
最近、ようやく名前を呼んでくれるようになった。


ベンキョー合宿の時は、結局出来なかった。
こんなことなら無理やりにでもしておけば…。
こいつのペースに合わせていると、一生…出来ない気がする。


いやいやいや。


急ぎすぎると怖がられる。


くそ。
どーすりゃ、いいんだ?


っつーか、1か月前もこんなこと言ってなかったか…?





































食らい付きたい欲望
あー、したい、したい、したい。キスがしてぇ。




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