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オレンジ色の恋模様<流川楓>

第60章 悪戯な台詞で困らせてみたい




「寝るんじゃない!!バカモンが!!!!」


みんなが寝静まる時間に、響く怒声。


「キャプテン。近所メーワクっすよ。」


怒声の訳はこの問題児軍団。
まったく次から次へと問題を起こしてくれる。


「、まじめに教えろ。」
「まじめに教えてるけど、教わってるヤツがな…。」
「起きんか、流川ー!!!!」


この追試逃したら、全国行けないってわかってるのか?


よし…。


「おい、流川。」
「…む…。」
「よーっく聞けよ。」
「……。」
「しっかり勉強して、追試に合格したら…。」
「…したら?」
「キスしてやる。」





………シーン





ガシャンッ





やべ。
外したか…。
晴子ちゃん、コップ落としたけど大丈夫か?





「なんてな。冗談…。」
「言ったな?」
「へ?」
「取り消すんじゃねーぞ。」
「るっ流川?」


ガリガリガリガリガリガリ………。


「おぉ。流川がやる気だ…。」
「すげー。」
「こりゃ、ちゃん。キスは確定だな。」


言わなきゃよかった…。
































悪戯な台詞で困らせてみたい
困らせたかったのに、思わぬ反撃を食らった。




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