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天使に出会った5のお題<ハクレン=オーク>

第2章 全てを愛しむ優しい手のひら




突然降ってきた金色は、ずいぶんとおてんばなシスター見習いだった。



「あたたたた…。」
「っつぅ~…。」
「大丈夫か?ハクレン…。」


オレの腹の上で、額に手をなせながら痛がっている。


「ホント、ごめんなさい…。」


向けられた瞳は、キレイなスカイブルーだった。


「お怪我は…って!うわっ!!」


彼女は急に慌てだし、ずいっと顔を近づけた。


「おでこ、赤くなってるっ!ほんっっっとうにごめんなさいっ!まさか、人がいるとは思わなくて!!」


彼女の小さな手のひらが、赤くなったオレの額をやさしく包む。
その手があたたかすぎて、柄にもなく頬が赤くなる気がした。


「大丈夫ですか?」
「だっ、大丈夫だから…、降りてくれ…。」
「うえぇっ?!わぁっ!」





全てを愛しむ優しい手のひら
優しい手で触れられたら、だれだって赤くなる…。





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