第1章 天使が舞い降りたのかと思った
それはまぶしい太陽の光が差す、のどかな昼下がりのことだった。
オレは時間が空いたので木陰で勉強でもしようと歩いていた。
右には建物。
左にはテイト。
テイトとの会話に夢中になっていたのが悪いのか、オレは気付かなかった。
「こらぁ~!!!!!!子どもたちっ!!!お待ちなさいっ!!」
「待てと言われて待つおバカはいないよ!では少年たちっ!後で落ち合おうっ!!」
気付いた時にはもう遅い。
建物の窓開いて、そこからふわりと飛び出してきた金色。
「え…?」
「ぅっわぁ!人ですかぁ~?!」
天使が舞い降りたのかと思った
その金色は、ものの見事にオレの上に降ってきた