第16章 朝の微睡みの中で【綴】 甘裏
プチンと綴の何かが切れる音がした。
ゆっくりと体制を変えて、いづみに覆い被さる。昨日、上から見下ろすいづみを堪能したはずだったが、上から見下ろすいづみはやっぱり可愛い。
「(昨日の乱れて俺の名を呼んでくれたいづみを思い出しちまった……起こしたから、起きないいづみが悪いよな?)」
ゆっくりと唇へとキスをする。
上唇をハムっと口へ含む。それは柔らかくて、心地よかった。
そのまま綴の手は移動していづみの服を上へと捲る。
「(/////そうだった、下着は着ずに寝たから……)」
捲れば既に胸が露わになっていた。
ピンと尖っている頂きはなく、綴はその頂きをしゃぶっていく。
「んっ……」
一瞬出たいづみの声に綴は驚くも、いづみはまだ寝たままだった。それでも感じているようで、あっという間に先っぽはピンと尖っていた。
ずるっとズボンを脱がして、足をひろげていく。秘部の突起物を丁寧に舐めていけば、そのままトロトロと中からねっとりした液が出てくる。
「(寝てても感じるんだな)」
そのままゆっくりと1本、2本と指を入れていき、押し広げてみたり、バラバラと動かしてみたりする。その度、モゾモゾといづみは動く。スーッとお腹を触れればビクッとも反応をする。
「(昨日解したからそんなに解さなくても良さそうだな、ここまでしても起きないいづみが悪い)」
綴自身のにゴムを付け、いづみの秘部にゆっくりと挿入する。生ぬるく、ねっとりと綴の物を1番奥まで咥えこんだ。
そのまま引き抜いては、押し込みをゆっくりと繰り返す。
「……んっ、んー??」
その感覚を弄ぶようにしていると、いづみは目を擦りながらぼんやりと目を開ける。
「綴ー?」
「おはよ」
「おはよう……何で上にいるのー?」
まだ寝ぼけているようだ。ゆっくり腰を動かしてみれば、状況判断に欠けているも、挿入部を見つめる。
「……え?」
「起きた??」
「だって……え?はいってる、よ?」
「あまりに誘うから」
「何にもしてないよ」
「寝言で俺の名前呼ぶとか嬉しすぎだろ」