第2章 今なら素直に好きといえる【左京】 甘裏

「ふぁ……」

いづみの声が漏れる。苦しくなったのか首に回していた手を左京の胸元の服に変えて、ぎゅうと掴む。
それに気づくも息継ぎをさせず繰り返し舌を絡ませる。
ふと唇を離し、眼鏡を外す。自分の下には涙ぐませて息を荒らげているいづみの姿がみえる。
ふっ、と微笑み再びいづみにキスをしながら、器用にいづみのボタンを外していく。
ブラジャーのホックを取り、直接胸を揉む。

「ぁ……左京しゃん、やっ……」

お構い無しに反対の胸の乳首にしゃぶりつく。
チロチロといづみの顔を見ながら刺激を変えていくと、いづみは面白いくらい反応をしていく。

「やっ……？嫌じゃないだろ」

そう言って、胸にもキスをする。
左京の手がいづみのスカートを捲り、下着越しに秘部を触れる。下着越しにでも分かるくらい湿っている。
下着をズラし、直接触れると左京の指をヌチャと濡らす。
それを掬いとっていづみに見せるように舐める。

「これのどこが嫌なんだ？」

「み、みないでぇ///////」

クプっと秘部の中に指を1本突っ込む。
微妙な動きにもどかしさを感じるものの、快感が得られ、いづみの顔は蕩ける。

「1本じゃ、足りないんじゃないか？」

左京は秘部の中に入れる指を1本、1本と増やしていく。
ぐちゅぐちゅにかきまわせていくと、いづみの喘ぎ声が高くなる。

「ぁ。だめ、左京さん……それ以上激しくされたら」

「1回、イッとけ」

「……イく、あぁあああ！！」

指の動きを早める。
1番喘ぎ声が高くなると同時に、左京の手とベッドシーツがぐっしょりと濡れる。
いづみはくたんと力なくベッドに横たわっている。
ちゅと頬にキスをすると、左京はズボンを下ろし、自身を取り出し、ゴムを装着する。

「悪いが、休憩する余裕はない」

秘部に自身をあてがい、いづみのヌルヌルを自身につけるように、擦り付ける。
ゆっくりといづみの中に自身を挿れる。

「んっ……苦し……」

「もうちょっと力を抜け……ぐっ……」

根元まで入った所でいづみの顔を見るとくぐもった表情をしていた。しかし、先程からのいづみの姿に理性が保てなくなり、左京は静かに自身を抜き差しするように動かす。

「ぁ……左京さん、それ……」