第2章 今なら素直に好きといえる【左京】 甘裏
「いづみ」
「気持ち良い……もっと」
「お前、これ以上俺を煽るな」
「左京さん……もっと欲しい。もっと下さい」
「くっ……今それは……」
左京の腰の動きは段々と激しくなる。
いづみの顔の横には両手を付いている。その左京の手にいづみがぎゅうと掴まる。
「左京さん、好き」
「それ以上は優しく出来なくなる」
「良い……左京さんになら」
左京は更に下半身に熱が集まる感じがし、自身が膨張する。
くっ、と喉を鳴らし、腰の動きを早めて、いづみの奥を突っついていく。
「ぁ、また……左京さん、イく……イッちゃう……あああ」
「……俺も、だ」
更に早めて、丁度同時にいづみの中へと欲を吐き出す。
もちろん、ゴム越しに。
いづみはくたんとし、先程の刺激で寝てしまったようだ。
ゆっくりと自身をいづみから引き出し、秘部をティッシュで綺麗にする。それからいづみの髪をサラッとひとすくいをして、いづみの身なりをパジャマへと整える。
全て終わった後に、下着のみ着用し布団に潜り込む。
「好きだ……」
そうして、いづみの頭を撫で自分も目を閉じる。
2020.7.15 執筆完了