第5章 理鶯さんは欲情する
「なんで隠すんだ?」
「それは、その……恥ずかしいからです」
「あの時、あんなに大胆なことしたのに、か?」
理鶯さんとの一時を思い出すと、顔が熱くなる。私は理鶯さんに恋をしてるのだろうか。
「今ここで押し倒したい。すぐにでもお前が欲しい」
そんな風に求められたら、断れる訳がない。理鶯さんは立ち上がり、腰をかがめて私に口付けした。最初はゆっくりと味わうように、でも次第に激しくなっていく。
「でもここでは狭すぎるな。立って出来るか」
私はこくりと頷いた。理鶯さんに手を引かれて立ち上がると、ちょうど何個か重なったコンテナに手をついてお尻を向ける。すでに秘部はぬれそぼっていて、下着に染みを作っていた。
理鶯さんはスカートをめくり、私の下着を下ろす。迷彩服の中からすでに硬くなったソレが秘部にあてがわれるだけで、私は軽くイってしまいそうな程、敏感になっていた。
「俺が何もしなくても濡れてるとは、なんともやらしいな」
「理鶯さんが相手だと、私、駄目みたいです。でも、さすがに生はまずいので……これ、使ってください」
私がブラウスのポケットの中からコンドームを取り出すと、理鶯さんはそれを着け、何の予告もなしにいきなり中へ挿入した。
「っあ、ああん!」
「……っ、俺も咲が相手だと余裕がない。あの日から、俺は毎晩お前を思い出すようになった。あの時にお前が乱れた姿を」
そう言って腰をしっかり掴み、激しいストロークで中を突いてくる。後ろから犯されている感じが堪らなくて、私は夢中になって理鶯さんを受け止め、腰を前後に動かした。