第1章 epilogue
〜3人side〜
「わざとらしく抱きついていたように思えたんですが何かわかりました?」
名前がいなくなった廊下で聞くアズール、
「いえ、何も?」
そう言いながらも含み笑みを浮かべるジェイドがいた
「で、どうするの?ペンギンちゃんのこと」
「あの一族が同じ寮にいるのは大きい、つかわない手はないでしょう?」
「ふーん、そっか。そんなに有名なんだ〜」
「昨日も教えたでしょう?」
「だってペンギンちゃんが何者でも関係ねぇもん」
「全くフロイドは、、、」
「本当は僕かジェイドと同じクラスだとよかったんですが。朝はたまたま会ってご一緒できましたが、そこまで運は味方してくれなかったみたいですね。」
「誰も同じクラスにならないよりはいいのでは?」
「それもそうですね。それでは僕も教室に向かいます。フロイド、頼みましたよ」
「はーい、」
アズールは先に教室に向かってしまった
「それにしてもフロイドあなた本当に気がついてないんです?」
「なにがぁ??」
「いえ、わからないならいいんです。」
「それにしてもペンギンちゃんの弱点ねぇ」
「同じクラスな分、何かわかると思いますのでフロイド頼みましたよ。それと、あまり他の人に迷惑はかけないように」
「はーい。」
そしてジェイドとフロイドも別れて教室に入った。
あれから時間が少し経ち生徒も増えてきた。
フロイドが教室に入り見たのは名前が赤髪の少年と話をしている姿だった。
〜3人side end〜