第1章 epilogue
「おや、名前さん。おはようございます。ご一緒しても?」
『おはよう、3人とも早いんだね』
朝起きてラウンジで出会ったのは昨日の3人だった
「それを言うなら名前さんも早いでしょう」
『僕は実家にいた時の日課みたいなものだから。』
「食堂に行くんでしょう?ご一緒しても?」
『えぇ、』
アズール/フロイド/ジェイドの3人と向かった食堂、
まだ早朝もあってか人はまばらであった
他愛のない話をして向かう教室
今までエレメンタリースクールでも僕に関わろうとする人はほとんどいなかったから不思議な感覚だった
「おや、名前さんはフロイドと同じクラスのようで」
食堂で食事を取ったあと向かった教室
1年の教室があるところに貼られた貼り紙にクラス表が貼られていた
『1年E組か』
「ペンギンちゃんよろしくね」
「フロイドが迷惑をおかけするかと思いますがよろしくお願いしますね」
『めい、、わく??』
「えぇ、双子の私が言うのもなんですが彼は少々気分屋なので…それより名前さん」
『ぇ?なに??』
名前を呼ばれて近付かれたジェイド
抱きつかれるかのように引き寄せられ触られる髪
「すみません、髪の毛にゴミがついてたものですから」
彼の表情は何かを含んだような笑みだった
『…、それでは僕は教室に行きますね。』
「えぇ、お気をつけて。」
そのまま3人から離れ向かう教室、
まだ始まるまでだいぶ時間のある教室には誰もいなかった。
僕は日課であった論文を読み始めた