第1章 epilogue
そうこうしているうちに数日前に期末テストがあった
『一位が3人…』
廊下に張り出されてる結果を見て僕はそう呟いた
ハーツラビュルの寮長であるリドル、
1週間ほど前にオクタビネルの寮長になったアズール
僕の3人は同率1位のようで名前が順位表に並んでいた
『満点でもこの結果なんて』
正直悔しかった
これ以上上に行くには何をすればいいんだろうか
「ずっと図書館で篭ってるあたり流石っすね名前くん」
『ラギー…』
順位表のまえでたちすくしてるとかけられる声
『流石じゃないよ、1位が3人なんて』
「満点なんてなかなか取れるものじゃないと思ったんすけどね」
『僕は満点しか残ってなかったから…ラギーはどうしてここに?』
「もうすぐホリデーじゃないっすか、名前くんどうするのかなって。あんな話聞いちゃったから気になったんすよ」
『家に帰るよ一応ね。…僕に居場所なんてないだろうけど。でも話聞いてくれたおかげで僕、少し気が楽なんだよ?』
「それならいいんすけどね」
『ラギーも実家に戻るんでしょ?楽しんできて』
僕はそう言ってその場を離れた