第1章 epilogue
ジェイドに言われた日からそう言われた言葉が頭によぎっていた
悩み事がないわけではない。
でもその悩みは実家のことであり彼に相談しても解決できるものではない。
あの日からあの時案内してくれた温室に足を運ぶことが増えていた
あの時からもともと関わりがあったわけではないが3人を避けるようになった
『え、ひと??』
いつものように温室に向かうと、途中で見えた足
少し気になって覗いてみると昼寝をしているように寝ているのが目にあった
『サバナクローの、、、寮長さん?』
「ん、、、あ??お前誰だ」
そう小声で呟いたつもりだったが、声が大きかったのか彼は目を覚ましてしまった
『ごめんなさい、起こすつもりはなかった。ただ倒れているのかと思って、、、、』
もともとなのか、少し怖い顔をしている彼にそう言われた僕は蛇に睨まれたカエル状態だったと思う
「ってかおまえ、、、」
「あ、レオナさんこんなところにいたっす!クルーウェル先生が探して、、、って名前くん?」
別の声がして顔を上げると隣のクラスの少年がいた、、確か名前は
『ラギー・ブッチ、、、』
「ラギー知り合いか?」
「俺と同級生っす」
なぜ彼は私のことを知っているのだろう、まぁ僕が彼を知っている時点でおあいこなのだろうと思うけど
「ふーん、どおりで見ない顔だと。…お前女だろ」
『え?』
そう言われた僕は時が止まった気がした