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鏡の中から

第10章 明日へと続く日々




「雅龍がいれば、私は生きて行けるよ?」

「我も夏海がおれば生きて行ける」

二人は顔を見合わせて…笑った

「ねぇ、雅龍」

「何だ?」

「またね…って良い言葉だね」

またね

明日を信じさせる

疑わず…明日を信じれる言葉だった

「そうだな…」

「私、またね。って笑って…お別れするつもりなの」

「夏海…」

「ちょっと、旅行に行ってるみたいに…
思わせたいじゃない
だからね、またね、って言って…お別れ出来たら良いと思うの」

「夏海が…笑ってられる様に…
我は…お前を愛して、離さないでいよう」

「うん。」

二人で帰る帰り道

二人は…手を離さなかった




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