第8章 熱
スカートのファスナーを下ろし
足から引き抜く
パンティ1枚の姿に…
夏海は…
泣きそうになる
怖い…
この先に…何が待ち構えているのか…
解らないから…
怖い
雅龍は、夏海に重なり…
深く接吻を送った
緊張しなくて良いんだよ
怖がらないで…
雅龍の想いを込めて…
夏海に触る
息も着かない接吻に、意識は朦朧となる
体躯の力を抜いたと解ると
雅龍の唇は…
下へと…下りて行く
乳房に揉み、乳頭を吸って舐めた
敏感になった乳首が痛みを訴える
「痛い…ねぇ…雅龍…」
「痛いの?」
どんな風に?
雅龍が尋ねる
舌が…夏海の乳首を…ペロッと舐めると
夏海は…
「ぁ…ぁっ…やっ…」
と、痛み以外の声が…混じっていた
「触られるのも…嫌か?」
触られると…
膣から…熱い液体が溢れて濡れるから…
夏海は…堪らなく
それが恥ずかしかった
「だって…ぁん…」
甘い声が…口から漏れて…
夏海は…慌てて口を押さえた
夏海の耳に囁く
耳の穴に舌を挿し込み…
舐める
「んっ…がりゅう…ぁぁ…」
耳がこんなに感じるなんて…
思わなかった
「夏海…」
愛撫が再開され…
雅龍の舌が…
下へと降りて行く
脇腹を舐められ…
擽ったさに身を捩り…
夏海は喘いだ
腰骨を…甘噛みされて…
感じる
体躯が…ドロドロに溶かされて
熱い…粘膜が…
絶えず流れ…夏海のパンティを濡らした
染みって行く…感触に
夏海は身震いをした