• テキストサイズ

鏡の中から

第7章 変化




「夏海…」

雅龍の執拗な接吻から…

夏海は逃れようと…足掻く

本当にこの男は…

側にいると…触りだす

「雅龍…」

「何だ、夏海」

手が夏海の服の中に…

滑り込もうと…天蚕糸ね引いて待ち構えている

「雅龍…止め…」

「たくない!」

「雅龍!」

「嫌だ!」

夏海は…困る

それもその筈

洒落なソファーに座って…夏海は依頼人を待っていた

お婆様の名を受けて、夏海は祓い魔の仕事に来ていた


「雅龍、大人しく座ってて!」

夏海は最後にはキレた


「雅龍、仕事中よ!」

額に怒りマークを張り付けて

夏海は怒る

雅龍は渋々…夏海を離した

夏海は…はぁーと溜め息を着いた

最近の雅龍は…こんな調子

寄ると夏海を確かめる様に触る

夏海の心は、雅龍が触ると穏やかではいられない

でも、こんな事は初めてだから…

どうして良いのか…

解らない

慣れ?

なのかしら?

夏海は想う

最近、やっと雅龍のキスに慣れて来た

そのうち…

それ以上にも慣れるのかしら?

………慣れるものなのかしら?

夏海にとったら



未知の世界の領域だった





/ 181ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp