第2章 序章
「お婆様~
助けてぇ~」
夏海が蔵の外へと逃げて行くと
庭にいたお婆様が「何があったのじゃ…」
騒がしい…と怒った
「鏡から…煙が…火事よ…お婆様!」
「鏡から…煙が?」
「そう!だから来て!
どうしょう…ねぇお婆様ったら!」
お婆様は思案する
思案して蔵の中へと入って行った
蔵の中へと入って行くと
もくもくと煙が…
なくなっていた
あれ???
おかしいな…
夏海が見渡すと…
見知らぬ人が座っていた
え…お化け?
この蔵の出入口は、今入ってきた…所
1ヶ所だけ
誰とも擦れ違わなかった…
なら…何故…座っているの?
夏海は…へっぴり腰になり
お婆様の後を…着いて行った