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鏡の中から

第6章 伴侶の儀式




「雅龍、此処で怯んだら3日目なんて、迎えられないわよ!」

夏海が叫んだ

それもそうだ…と雅龍は自分を建て直した

夏海は、槍を捨てると…

呪文を唱えた

すると…その手に…

妖刀 正宗…が握られていた

夏海は、妖刀 正宗を握り直し

「本当はね反則なんだけとね…
そんな事言ってられないからね!」

反則…?

雅龍は…何故、反則なのだ?と問い質した



「儀式に…他は介入させてはならないの!
この妖刀は…飛鳥井家真贋の妖刀だからね!」

だから反則なのよ

と、夏海が教える

「夢の中で…真贋が渡してくれた」

夢の中で…?

雅龍は…少しだけ…ムカッとなった

夏海が…真贋に向ける信頼が…憎らしい

雅龍がモヤモヤと闘っていると…

夏海が叫んだ


「雅龍、私を飛ばしなさい!」

「夏海…危険な目に合わせてしまう…」

「当たり前じゃない!
でもそんな事言ってられないのよ!」

夏海は正面から斬り裂くつもりでいた





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