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鏡の中から

第6章 伴侶の儀式




夏海は踊るように…太刀打ち回る

身の軽さに…風に乗ってるのでは?

と想う程の身の熟しだった

人の垣根の向こうに…

巨大な…化け物がいた

人に隠れて…その時を待っていた

人を倒し…

倒して行くと…

その全貌が明らかになる

夏海は…固唾を飲み込んだ

エグい…

何よ…

ゾンビ…

さながらの腐敗した…存在に…

「気持ち悪い」と叫んだ


ゾンビ…みたいな化け物が二人を襲う

とにかく…デカイ魔物から…

逃げるしか…手立てはない

真っ向から立ち向かっても…勝てる気はしない

「くそっ!デカ過ぎる!」

雅龍が吠えた

雅龍の炎でも焼き尽くす事が出来るか…

定かじゃない…

ジャリ…と後ろに…引く足が音を立てる



殺りたい…


殺られる前に…


魔物も…二人を伺っていた

隙有らば…

狙っていた




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