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鏡の中から

第5章 修行へ




慎一と言う、康太に仕える者が、割れたコップを片付ける

そして、新しいお茶を夏海に差し出した

「試練の間、伴侶の儀式!
これより、開始する!
さぁ行くが良い。」

康太が告げると、お婆様は立ち上がった

夏海も立ち上がると康太に声をかけられた

「夏海!」

「はい!」

「臆するな!いざとなったら我が伴侶が時空を切り裂き駆け付けてくれる故、案ずるな」

康太は雅龍を焚き付けるように…言葉にする

「解りました。」

夏海はありがとうございます。と、深々と頭を下げた


お婆様は夏海を連れて雅龍と香澄とで飛鳥井の菩提寺へと向かった

神楽の人間を送り出し

飛鳥井康太は嗤った

「伊織」

「はい。」

「どう想った?」

「今世の雅龍ですか?」

「そうだ」

「デカいですね。
それ程、夏海の力が強大だと言う事ですね」

「始祖、神楽 茜の上を行くな」

康太は楽しそうに、そう呟いた

「でしょうね。雅龍も…お預けを食らわされたのは…初めてでしょうね」

榊原も楽しそうに笑った

「何かあったら…出てくれ」

「行意。その時は時空を切り裂き、駆け付けます」

「頼むな」

榊原は何も言わず…微笑んだ



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