第4章 紹介
手慣れた雅龍は…
夏海の服の中に手を忍ばせた
接吻で夢中にさせ…
その間に…悪戯な指が…
夏海に快感を齎そうと…蠢く
「……てっ…め…ぇ!」
雅龍の鳩尾に膝を食らわせ…
夏海は…雅龍の腕から逃れた
雅龍は…鳩尾を擦りながら…
「なかなか…手強い…」と嗤った
夏海の瞳が…真っ赤に燃える
雅龍は、その瞳を見て
核心を得た
神楽…茜
1000年前に…仕えし巫女を思い出した
「抱きたいなら本気にさせろ!」
夏海は…皮肉に嗤う
「是非とも…貴方を…抱けるように頑張ろう」
雅龍の瞳が…
夏海の上を通り過ぎて行く
誰かを思い浮かべている
それに気づかない程…
「ボケじゃねぇんだよ!」
夏海は…怒りを押さえて…怒った