第4章 紹介
「ならな!後は、二人で親交を深めるとよい」
そう言い、お婆様は寝室から出て行った
雅龍と二人きりにされて…
夏海は…ドキドキ…していた
雅龍が夏海を見つめた
「此処に座れ」
雅龍に言われても…
夏海は動けなかった
「仕方ないな…」
雅龍は苦笑して、夏海の腕を掴んで
ベッドに座らせた
「とって食う訳でない、力を抜け」
雅龍が優しく言う
「雅龍って、神楽の守り神なの?」
「そうだ!」
「ずっと?」
「ずっとだ!」
「じゃあ、前も…誰かと契っていたの?」
「そうだ!」
「それって…凄い不実だね!」
「え?不実…?」
「不実じゃん!」
「何故…?」
雅龍は…困った瞳を夏海に向けた