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鏡の中から
第15章 またね
朝 香住が離れへ行くと
雅龍の姿は…
何処にもなかった
夏海は我が子を胸に抱き
眠っている様に
息を引き取っていた
その腕に抱かれ
凰星は幸せそうに眠っていた
母と…最後の夜を…
惜しむかの様に
凰星は眠っていた
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