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鏡の中から

第4章 紹介




春海は…気を取り直して

「でも僕は夏海にはない頭脳を持ってるので…ヨシとします」と言い笑った

夏海は…「それを言いますか…」と呟いた

お婆様は夏海に

「今は冬休みだ!
夏海、お前は修行に行くが良い」

と、決まり事の様に告げた

「修行に?…バイトが…」

入ってる…とは言えなかった

お婆様の一睨みで…押し黙る

迫力があった

「雅龍が明日、飛鳥井へ行く
夏海も行くが良い
雅龍が、飛鳥井の菩提寺へ挨拶に出る
夏海は、修行に出来る様にお願いしておこうぞ!」

「雅龍…と?」

「お前らは夫婦であろう」

「……何時から?」

何時…夫婦になったのよ!

夏海は叫んだ

瓦が…パンツと割れ…

バイト代が…嵩んだ



「雅龍は、お前と契らねば出ては来ぬ!
お前は雅龍をこの世に出した責任がある!
努々…忘れるでない!」

お婆様が一喝する

「なら、部屋も…」

夏海は…恐る恐る問い質した

「決まっておろうて!
夏海、お前の部屋は今宵から離れに移るが良い!
今の部屋では夫婦で過ごすには狭いじゃろう」

お婆様はほほほ!と笑った


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