• テキストサイズ

【ONE PIECE】想像少女の新たなる門出

第2章 ゴア王国



「...そう、だな。なんか少しわかった気がする。......ありがとな。」

ボソッとだが、最後の一言は確かにニーナの耳に届いた。

『じゃあ...日が沈み出した頃だし、もうお別れしなきゃだね。』

その言葉を聞き、エースは空を見上げた。

先程まで淡い朱色だった空は、薄い紫色に変わりかかっていた。

「あ...」

『ごめんね、家の人に怒られちゃうかな...?二日間も君を連れ出しちゃったから。』

この頃のダダン達をニーナはよく知らないため、怒らせていないか心配だった。

「別に...あいつらは、俺が何処で野垂れ死んでいようと何も思わねェから大丈夫だ。」

『そっか、』
(あと数年後には親バカ並にまで仕上がるんですけどね...)

「お前の方こそ大丈夫なのか?」

『私?私は...1人で暮らしてるから大丈夫。』
そう言うと、エースの眉が訝しげに寄せられた。


/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp