第4章 面会当日
団長室での話し合いから2週間後
憲兵団本部
?『フフフ、やっとだな楽しみだ』
師団長室の机で近日行われる会議の資料をめくりながら優雅に紅茶を飲む人物がいた
その人物は今年で30になるというのに、不思議と年齢を感じさせない
20代前半なのではないかと言われることも屡々ある。が、そこには20代では到底身につけることの出来ないであろう色気を漂わせていた。
その色気に更に発破をかけるように黒髪を腰まで伸ばしており今日は非番であろうか、ワイシャツとパンツスーツという比較的ラフな格好をしているが、その胸元は大胆に空いておりそこから除く肌は日の光を知らないほどの真っ白な肌をしており豊満な曲線美を描いていた。
胸元に光っているのはかつて自分を愛してくれた人からの贈り物だ。
結婚の代わりにお互いに送りあったものだ。
世の男性を引きつけるその容姿は外見とは裏腹にどこか影をまとっているように感じた
一方では
1台の馬車が憲兵団本部へと向かっていた
リ「相変わらず、胸糞悪ぃとこだな」
窓の外を睨みながらリヴァイはそう呟いた
エ「フッ、同感だ」
エルビィンは顔は笑っているが目は笑っていなかった