第5章 束の間の休息
馬車に揺られること40分
ようやく喫茶店が見えてきた
周りを見渡すと1面茶畑だ
ここのオーナーは趣味で紅茶の栽培を始めているうちにあまりにも好評のため最近は本格的に栽培を始めたそうだ
ここの土と土地の環境が作り出したここでしか作れない茶葉は私が知っている限りではここよりも美味い茶葉は知らない
先日エルビィンとリヴァイが訪れた際にここの茶葉を出したら大変喜ばれた
リヴァイはここの茶葉を偉く気に入ってくれたらしく住所を書いた紙を渡した
彼はあれからここへ来ただろうか
ここは様々な種類の茶葉があるだけでなく食事も美味しい
気に入ってくれたら嬉しいと思う
さてそんなこんなで喫茶店の扉に着いた
扉は木製のアンティークな装飾が施されておりOPENと書かれた札がかけられていた
店内に入ると来客を知らせるベルがなった
店主はその音を聞き顔を上げ人の良さそうな笑みを浮かべながら出迎えた
店主「いらっしゃい。さん」