第4章 面会当日
『取り敢えず空いているところに座ってくれ。』
『今から何か飲み物を出そうと思うのだが、最近は紅茶にハマっていてね。生憎今はコーヒーなどは切らしているんだ。すまんが、紅茶でも構わないか?』
エ「あぁ、問題ないよ」
リ「俺もだ」
それを聞いては嬉しそうに笑い茶葉を出し紅茶を入れながら二人に聞いた。
『2人はミルクかレモンは入れるか?』
エ「では、私はミルクをお願いしてもいいかな」
リ「おれはいい」
『了解だ』
『さぁ、どうぞ。』
は2人の前にそれぞれ紅茶を置いた。
エ「ありがとう」
リ「すまない」
カップから立ち上がる湯気ともに紅茶の芳しい香りが口に入れた瞬間広がった。
エ「!これはとても美味しい」
リ「!悪くねぇ…」
リ(何だこれは、今まで飲んだことのねぇ風味だ。)
『そうか!よかった』
リ(これはどこで手に入るんだ)
リ「おい、これはどこの茶葉だ」
『ウォール・シーナにある町外れの喫茶店のものだ。そこの店主はおおらかでおまけに食事も美味しい上趣味で栽培してる茶葉はシーナの街中で買うものよりも深い風味を味わうことが出来る。』
リ「そうか」
『リヴァイは紅茶が好きなんだな?』
リ「あぁ、交付金も重要だがそれ以上に紅茶を回してもらいたい」
『ハハッかなりの紅茶好きらしいな』
エ「はぁ、全く…。すまんな。リヴァイ言った紅茶の件は気にしないでくれ」
『いや、いいぞ?私も毎朝紅茶を飲まないとやってられからな。気持ちは分かる。ぜひ君たちに交付金と共に贈らせてくれくれ』
エ「ほんとうか!ありがとう」
リ「…いいのか?」
リヴァイのその目はいつもの鋭さは無く相手を気遣っているようだ
『ああ、贈らせてくれ。』
リ「…ありがとうな」
そしてそれから2時間ほど話し、そろそろ兵舎に帰る時間になった。
『今日は久し振りに話せてとても楽しかったよ。次は私がそちらに赴きたくなってしまったよ』
エ「ああ、私も今日はとても有意義な時間を過ごせたよ。」
エ「いつでも来るといい。その時は存分にもてなそう。」
『それは嬉しい、では近々伺うとするよ。その際に連絡する。』
エ「ああ、了解だ」