第2章 旅立ちの章
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「準備ができた。明日の早朝にたて」
そう、火影様に言われたのは今日の朝。
アカデミーに行く途中で暗部の人に連れてこられた。
シバには、ちゃんと事情を説明して先にアカデミーに行ってもらった。
「あれ?カエデってば、遅刻か?めずらしーってばよ!」
「ちょっと火影様に呼ばれてね。明日からちょっとアカデミー休むから、」
「え!?え!?なんでなんで??どーしてだってばよ!」
「あーもー色々あるの!うるさいよ、ナルト!」
火影室から急いでアカデミーに来たけどやっぱり遅刻してしまい、着いて早々絡まれる。
そういえばナルトは、原作通り、同級生からあからさまに避けられ始めてたな…なんて思い出し。思わずナルトの頭を撫でた。
「???なんだってばよ?」
「…いや、頑張れよ」
「??なんかよくわかんねーけど、頑張るってばよ!」
静かになったナルトを置いて、席につくと、感心したような顔のシカマルとチョウジが。
「お前…ナルトを黙らせる方法思いついたのか、すげえな」
べつにそういうつもりじゃなかったんだけど、適当に頷いておく。
「さすがはカエデだね。やっぱり凄い」
いや、全力でそのつもりだったよ凄いでしょチョウジ!!
褒めてくれるチョウジが可愛くて、心のなかでめちゃくちゃ荒ぶる。
まあ良いや、気持ちを切り替え、いつものようにシカマルに髪を頼んだ。
なんだか、今日で木ノ葉が最後とか、変な感じだ。
………レイも、こんな気分だったのかな…___
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