第2章 旅立ちの章
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うちは事件の日、気を失ったサスケを抱えて帰ってきた私を、お母さんは優しく家に入れ、サスケのために布団を敷いてくれた。
いつもサスケに反感を持っているような態度のシバも、雰囲気の重さに影から見守るだけだった。
事件から数日たち、原作通りに事件の噂話が広まった。
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___うちは一族、皆殺.しにされたんだって〜
___生き残ってるのはサスケくんだけだって
___お父さんが言ってた〜、アレでしょ?
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____親戚の影山一族も皆殺.しにされたんでしょ〜?
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_________________これで、うちはも完璧に滅びたって
アカデミーでは、そんな噂がまことしやかに囁かれてた。
イタチさんは、原作通りにうちはを滅ぼし、影山も滅ぼした…らしい。
影山が滅ぼされたことを、レイは知っているのだろうか。
知っていたら、帰ってきてもいいのではないだろうか。
サスケは暫く、荒れていた。
私の両親も心配して、家に来ていいと言っていたけど、サスケはそれを受け取らなかった。
サスケとナルトのやっかみがだんだんと増えてきて、原作通り、の話が続いていた。
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そうして、一年がたった_____。
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