第2章 旅立ちの章
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「じ、じゃあ…始め!」
シバの声を聞いて一気にこちらに間合いを詰めてくるサスケ。
…体術でサスケに勝てる気がしない…から、私は忍術でサスケの動きを止める!
素早く土遁の印を結んで、サスケの足元を崩れさせるも、サスケは器用に崩れた足元を飛んでこちらに来る。
…やっぱり天才肌のサスケ君にはコレはもう効かないか…
前回は引っかかってくれたのにな…と悔しくなっていると、サスケがドヤ顔しているのが見えた。
………ウザッッッッッッ!
…ああそうですか。もう手加減なんかしてあげません!別にしてなかったけど!!
あと少しでサスケの間合に入るという所で、私は高くジャンプし、最初にサスケがいた所に着地した。
そのままクルリとサスケの方を向き、素早く印を結ぶ。
…私のチャクラ性質は土ではないんで!
そう、心のなかで叫びながら技を出す。
先程土遁で崩れた地面が、どんどん沼になっていく。
「私、水遁も少し使えるの。」
さっきサスケがしていたようにドヤ顔をかましながら、サスケを沼にはめる。
サスケが沼にハマったのを確認して、また土遁で土を固めた。
「ふん、どーお?体術では勝ち目ないからねー、」
忍術なら勝てるでしょ?
そうニヤリと笑ってサスケに近づく。
少し遠くでシバが、流石カエデ!かっこいい!!とか言ってるけど、無視無視。
サスケは、地面から頭だけを出した状態でこちらを睨んできた。
「…チッ…お前の願いはなんだ。」
「んー、2つあるんだけどさ、聞いてくれる??」
「はあ?…そんなにあるのかよ…」
埋まったまま呆れた顔をするサスケの近くに座り、あはは、と笑う。
またシバが何か叫ぶけど、試合中に地面崩してたからこちらに来れないっぽい。
だから私は、シバを無視してサスケに”お願い”をした
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