第2章 旅立ちの章
、
「さて、うるさいのも静かになったし、話、だっけ?それって今じゃなきゃ駄目?」
「今日中がいい」
「そう…じゃあ昼休みに」
「わかった」
レイは簡単に返事をしてサスケの方に戻っていく。
レイが急ぎの話、ねえ…
なんだろうと考える暇もなく、一気に女子に囲まれた
「カエデ??今のはどういうこと??」
「カエデちゃん、抜け駆けは良くないよ…?」
「いや、私も何がなんだか…あ、告白かもってのはないと思うからさ!」
「なんでそんなことが言い切れるの?」
「シバが突っかかった時、心底うざそうな顔してたから…もし告白なら少し動揺するはずじゃない?」
「…たしかに…ほんとにうざそうな顔してた…ね」
話の内容は教えてよ!なんて言って去って行く女子たち。
…良かった。
ほっと安堵の息を漏らして席に着く。
これでようやく一息つけ……
「カエデ…ほんと、ゴメンだから、出して…」
頭に大きなたんこぶをつけたシバが埋まってた。
…………忘れてたわ。
、