第2章 旅立ちの章
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「カエデ、報告では土遁の技も修行しているそうだな。」
「え?はい…まだ足元を崩したり足の拘束くらいしか出来ませんけど…」
火影様には、今どの生徒がどんな修行をしているかが報告されているようで、なんでもお見通しなのか、と驚いた。
「ふむ…影分身は上忍レベル…ならば、医療忍術の修行を三年で切り上げ、今の同級生たちと一緒に下忍になっても問題ないだろう。」
「え、?みんなと一緒の時期ってことですか?」
「ああ。帰ってきたら下忍として活躍してもらいたい。」
「わかり、ました…」
その後、修行に励め、期待している等の声をかけていただき、部屋を出る。
色々とぶっ飛んでいたような気もするが、やっぱり私も里を出ることになった。
「じゃ、気をつけて帰れよ」
「はい、ありがとうございました」
本当に良かったな、と笑顔で祝福してくれるイルカ先生に、今度お祝いで一楽のラーメンでもおごってくださいね?なんてふざけてお願いしてから別れる。
二年後、私は8歳。うちはの事件も終わっているだろう。
事件の阻止が出来るかなんてわからないけど、クーデターさえ止められれば、なんとかなるかもしれない。
それか、ダンゾウを倒すか…いや、それは無理か。
ともかく私の道は決まったんだ、取り合えす明日にでもレイに報告しよう。
そんなことをぼんやり考えながらオレンジ色の空の下、まっすぐ家に帰った
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