第1章 始まりの章
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意外も意外。秋野一家も忍界ではまあまあ有名な家らしく、血継限界まであると来た
後出しすぎてその話聞いたときは何事かと思ったよ
まあシバはキラキラしていたけれど
でも恐らく私は養子なんだろうし、血継限界なんて持ち合わせていないだろう
だからお父さんの修行はシバだけ
ただ、どんな血継限界なのかだけ知りたくて付いていくことにしたのだ
今日はレイとの修行もお休みにしてもらった
だから思いっきりどんな物か見たいのです!
「よし、まずは血継限界についての説明をだな…」
家の裏にある修行場にて。
お父さんは足を組んでどっかりと座って血継限界の説明をしようとしていた
正直、シバの脳みそはナルトより上くらい
よって、わかりやすいくらいに嫌そうな顔をした
「そんなまどろっこしい話はいいからさ、早くどんな術なのかを教えてよ!」
「私も術が気になる…ねぇお父さん、一度術を見せてよ。そしたら自分の修行に戻るからさ」
自分の話にまるで興味がない二人の我が子を見て、「かっこよく説明させてくれよぉ」と項垂れているが知らない
お父さんも可愛い人なのだ
私も早く修行してもっともっと強くならなければいけないのだ
「…もうわかった。秋野一族はな、頭を使うのが好きじゃない奴らが多い」
「「は?」」
思わずシバとハモってしまったが、本当に、は?である
急に何を言い出すんだこの人は。
二人から訝しげな目を向けられたお父さんは、愉快そうに笑っているのも解せない
「はっはっは。まあ聞け。
秋野一族は幻術や結界忍術を得意としている。頭を使うのが好きじゃないくせに、だ」
お父さんは変わらすにニコニコとしながら、おかしいと思わないか?なんて言ってくる
いやまあ矛盾はしているかもしれないけれども
んなこと言われてもねぇ
瞳術でもあるというのだろうか
そしたらなんでシバも原作出てないんって話になるやん
なんて考えていたら、どうやらフラグ回収らしく
「この眼を見てみろ」
なんて言ったお父さんの眼はキレイな翡翠色で、思わず見惚れてしまいそうな程だった。
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