第1章 始まりの章
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「ちょっとカエデー!宿題手伝ってー!」
「はー?自分でやりなさいよー、もう、」
今日1日 自習になり、各々好きなことをしている中、くノ一を目指している友達から招集が。
なんだかんだで原作で名前がない子たちとも仲良くなってて、普通に楽しい生活を送っている。
それでも先のことを考えると不安はあるわけで。
これからどうしていこうか。
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放課後、レイといつもの場所で修行をしていると、レイは急に動きを止めた。
「なあ、原作通りに事が進むとしたら俺らは下忍になれると思うか?」
「…急にどうしたのさ。…まぁ、ナルト達の全くの同期ってのは難しいかもしれないけどさ。……私は、みんなより早くにアカデミーを卒業しようと思ってる」
「…オレは二年後、サスケのそばにいられるかわからない。」
レイはうつむき気味でそう言う。
二年後といえばイタチがうちは一族を滅ぼす時期に重なる。
最も親しい友…。今、サスケにとって、コイツはそういう対象かもしれない。
実際、サスケと一番長い時間一緒にいるのはレイだし、コイツと居るときが一番サスケの表情が豊かだ。
影山という家がある事自体原作とはズレているし、もしかしたらこの世界はNARUTOのパラレルワールドという可能性も捨てきれない。
今一番サスケの近くにいるのはレイだ。
でもレイはサスケの最も親しい友で居ることが出来ないかもしれない。
だって、原作ではその位置、ナルトだから。
私的には、二年後のうちは滅亡が原作通りになれば、早くにアカデミー卒業して医療忍術を学ぶ予定だっだ。
私はサスケと親しいわけではないし、事件を止めるすべが思いつかないのもあって半分諦めていた。
しかし、レイにとっては諦められるような事件ではないのだと気づき、黙り込んでしまう。
そんな私をどう思ったのかは分からないが、ゆっくりとレイは声を出した。
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【レイ メモ】
・レイは、サスケが大好きらしい。
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