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【鬼滅の刃/煉獄】冬来たりなば春遠からじ

第18章  共に



「煉獄さん、咲ちゃん、おめでとう!咲ちゃんの白無垢姿、とっても可愛いなぁ!きっと禰豆子ちゃんも可愛いんだろうなぁ!!」

「おい、咲!!お前、これは祝いのドングリだ!!一番デカくてピカピカのやつを見つけて来たんだぞ!!」

「ありがとうございます、善逸さん、伊之助親分」

咲は微笑んで、伊之助からドングリを受け取った。

「咲、本当におめでとう!煉獄さん、咲をどうぞよろしくお願いします」

「炎柱様、咲さんを幸せにしてあげてくださいね!!」

「ははは!さっき君たちの姉の胡蝶にも同じことを言われたぞ!うむ!任せておきなさい!」

煉獄に笑われて、揃いの着物を着たカナヲとアオイ、なほ・きよ・すみの三人は、ふっくらとした頬を桃色に染めて笑った。

「咲、おめでとう。俺達まで呼んでくれてありがとうな」

珍しい組み合わせだったが、村田と隠の後藤もそう言って側にやって来た。

「こちらこそ、来てくださってありがとうございます!」

「俺からも礼を言うぞ!」

杏寿郎に言われ、村田と後藤は、恐縮したような、照れたような笑顔を浮かべるのだった。

その後、禰豆子の手を引いた炭治郎もやって来た。

普段は下ろしている禰豆子の髪は、今日は綺麗に結い上げられていた。

禰豆子のために座敷の障子は締め切られ、昼間であっても陽の光は入ってこないから、背負箱から出ていられるのだ。

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