第1章 鬱陶しいアイツ
「潤、この後は?」
「あ、ごめん。斗真と飲み行く。」
「明日は?」
「明日は旬と野々宮さんと行く。」
「あっそ。」
素っ気なく言い放って、着替えを終えたその腕を掴んで引き寄せた。
「え、翔くん!?」
そのままソファーに押し倒し、
慌てた潤の上に乗っかってキスをする。
「んっ…んん…はぁ、しょぉっん…」
息を吸おうと空いた口に舌を突っ込んで、息もできないほど深く口付ける。
「しょっ…んん…はぁ、はぁ…」
唇を離して、揺れる瞳を見つめる。
「今日はこの後どうするって?」
「もう!こないだもドタキャンして、翔くんとの時間作ったじゃん!」
真っ赤な顔で俺を睨む。
それ、襲って下さい
って言ってるようにしか見えないぞ。