第2章 ー新開隼人の場合ー
「ハ、あっ!あぁ!も、無理ッ…はぁ、はやとぉっ…!」
「ちゃんとお強請りするまで許してやらないつもりだったけど…隼人って呼び方可愛かったから…特別、な」
「ひゃう、あッあ!んん…ッ、イ…ちゃ、あ!あぁあッ!」
満足そうに笑った隼人は与える刺激を速くして、あっという間に導かれればビクンビクンッと何度目かわからない絶頂を迎えて。
力が抜けてぐったりとベッドに沈み込んだ私の頭を隼人がその大きな手で優しく撫でてくれて。額にそっと口付けてもらうとそこからほんわかと温かくなる。
うとうとと眠気を誘われたが、現実に引き戻すように隼人は私の足を抱えると慣れた手つきで私の態勢をうつ伏せにさせて。当然、手を縛られている為抗うことも出来ず戸惑っているうちに腰を高く上げられて隼人の指がお尻の丸みを撫であげる。
足を開かされそこに隼人の猛ったそれを擦り付けられると再び体の奥が熱を帯びてくるのがハッキリとわかる。隼人の熱い視線を感じるだけでもまた甘い蜜が溢れてくるようだ。
「いい眺め…メインディッシュはこれからだからな。すげェ美味いやつ…ちゃんと味わって食わないといけないよな」
「はぁ、はぁっ…隼人こんな態勢ッ…!」
「たまには良いだろ?玲香の背中から腰のラインがたまんなく好きなんだよな」
すげェ、そそる。そう言った隼人は私の腰を掴むとゆっくりとナカを押し拡げていき。あまりの圧迫感に呼吸が乱れ息を呑む。
もう何度となく受け入れてるそこは隼人を簡単に飲み込んでいくが、バックからの為普段とは違う甘い刺激に足が震えて。
「っ…やっぱり玲香のナカが一番美味いな。すげ、気持ちいい。あー、ごめん余裕なくなりそ…」
「きゃ、あっ!んぁっ!あぁ、ハッ、あン!」
隼人の声色が変わった。吐息混じりのセクシーな声に表情は見えないが興奮している隼人が容易に想像出来る。
腰を掴まれたまま蜜壺内を掻き回すように突き上げられれば、電気のような鋭い刺激に悲鳴に似た声で喘ぎ。それに気をよくした隼人は、腰を打ち付けるスピードを上げて。
もう何も考えられなくなる。
「はっ、う…絡みつきが…すげェ…ッ、んな、気持ち良い?」
「ん!ふ、あっ!あァ…んんっ、ひぁ!」
必死にコクコクと頷くことしか出来なくて、そっと後ろから抱き締めるように覆い被さられると逞しい体にまた鼓動は高鳴る。