第2章 ー新開隼人の場合ー
「じゃあ、そろそろ…この真っ赤で美味そうな果実…食ってもいいよな?」
「へ?んぁあっ!ハ、あっ!んン!」
唇を離した隼人は、私の縛ってある手首に添えていた手をそのまま滑らせて胸の膨らみの形をなぞりだす。その大きな手で優しく包み込むと弾力を楽しむように指を動かし始めて。
その指の隙間に顔を埋めると、長い舌を見せつけるように出すと尖りを絡め取り転がすように愛撫されれば体はビクビクと快感に震え。
「ん、美味いな。いくらでも食えそう」
「やっ、はや…ッ!んぁ、あっ、はぁン!」
「ん?あぁ、片方ばっかじゃなくてこっちも食えって?大丈夫ちゃんと全部食うよ」
「そ、じゃなッ…あぁ!ふ、んぅ…っ…はぁ!」
「任せろって、ちゃんと消毒してから…オレの色に染めなきゃな」
にこりと笑顔を浮かべた隼人は再び胸の膨らみに顔を埋め、ぷっくりと熟れた果実を本当に食べるように口に含めば吸い付いたり甘噛みしたりして。
その刺激にたまらなくなってビクンッと大きく体を跳ねさせ隼人の唇に押し付けるように胸を突き出して。口からは本当に自分の声か疑いたくなるほど鼻にかかった甘ったるい喘ぎ声を漏らした。
隼人の指が伝ってくる。横腹、太腿、内腿…遂には私の熱い中心部へ。そのままゆっくりと太い隼人の指が埋め込まれて。
「ひゃ、あっ!ン…ふぁ、アァ!」
「ハハッ、すげェなここ。どんどん溢れてくる…ほら聞こえる?」
「ンぁあっ!や、言わな…っ…あッあん!」
意地悪に耳元で囁く隼人にまた感じてしまえば、蜜はとめどなく溢れて蜜壺を弄っている指によって掻き回される。その度に厭らしい音が耳を擽り益々体の奥が熱くなる。
「だって凄いぞ?ナカすげェ熱くてトロトロで…溶けちまいそう」
「は、あっ、ハァッ!んふ、う…ンぁ!ひゃ、アァっ!そ、こだめっ!」
「…だめじゃないよな?ここがイイ、って可愛く言ってくれると嬉しいんだけどな」
「んな、ことっ…言える…あっ!わけ…ん!」
隼人の指が蠢くと全身を電流が走ったような快感に喋る余裕もなくなり、それでも私が素直になれないと緩く首を振ると隼人は眉を下げて苦笑を浮かべた。
そしてそんな私を更に追い詰めるように、隼人は胸の尖りを再び口に含み舌先で愛撫しながらわざとらしく厭らしい音を立てて蜜壺を掻き乱す。