第10章 冬、めぐる狐日和のなかで
「実穂さん、やほー!
なかなか学校来れてないから、お仕事大変だろうけど、頑張ってね実穂さん。みんなで待ってますから!
そうゆう訳でささやかだけど、応援メッセージのお届けです。
はい、どうぞたつきちゃん!」
「ありがと、織姫。
ワーカホリックも大概にしなよね?
顔見ないと元気かどうかもわからないんだから、これ聴いたら学校来ること!」
「有沢のターンは終了で、次は俺だ「石津さん久しぶり。疲れてないといいんだけど…頑張ってね。」
「み〜ず〜い〜ろ〜……だから邪魔するなって!
あ、石津さん考査近いからまた勉強会やろう!放課後に時間作ってさ!死神の仕事も大事だけど、俺ら待ってるから!」
「む……俺か。石津
あれから落ち着いてるといいが。
根を詰めすぎるなよ。」
「みんな言ったから、俺言うこと無くないか?
…………頼れって言ったの、忘れてなくて安心した。俺に出来る事があったらまた言ってくれよ石津。
アイツらの言葉は、俺も同じだからよ。」