• テキストサイズ

BLEACH 叶わない願いをそれでも願う

第9章 約束したから





『実穂が決めた事なら、母さんは頑張れって応援したいよ。

でもね………霊術院に通うなら、なかなか会えなくなるから寂しいわ。
兄弟たちも私も、あなたとの生活は楽しかったから殊更にね。


それに死神になれば、命に関わる仕事だって少なくは無いし、大事な家族が傷付くなんて嫌だよ。』




私は、決心を思い切って打ち明けた。





優しい音の中に、確かに、身を案じてくれている響きがあった。

笑ってはいるけれど、すこしの翳りがみえる。




大事だと言ってもらえて嬉しかったけど、母さんの気持ちもわかるから、私は上手く言葉を返せなかった。




『だけど怪我をしてもいい。
辛くなって座り込むこともあるかもしれない。

母さんのお願いは、何があってもちゃんと家に……家族のもとに帰ってくるって約束してね。』







雪子母さんは、私達家族の話を否定したりはしない人だ。


いつだってちゃんと聞いてくれて、分かろうとしてくれる。


母さんが思う気持ちも、話してくれる。
素直な人だと、思う。


あたたかくて、優しい。





この人みたいに在りたいと、何度思っただろうか。





『……………はい、約束します。
ありがとう雪子母さん。』





私の言葉にふわりと笑ったその人は、
次に会う時も、安心させてくれる顔で迎えてくれるんだ。




無事に霊術院の合格書が届いてから少しして、私の新しい生活が始まろうとしている。





















『寮に住むなら、長期休みが出来たらちゃんと帰ってくるのよ!』




『えと、3ヶ月先だけど………………はい、ちゃんと帰るのでそんな顔しないで』




/ 431ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp