第2章 戸惑いこころ
食後に伝令心機から
指令があるか確認したのだが、特に何もなく。
意識を集中しても、これまた何も引っかからず。
今夜は勉学の時間になりそうだ。
後片付けをして、
皆さんに声をかけた私は客間に戻った。
筆記用具と石田さんのくれた…ファイルと言ったかな?それを取り出す。
確か、今夜から考査の日まで2週間だ。
あまり時間がないなぁと思いつつも、
開いて内容を確認する。
本当に、科目ごとにぎっしり詰まっているが
よく読むと内容が飛んで印刷されていた。
「もしかして…必要はところだけ載ってるのかな」
真央霊術院の時の同期にも座学に秀でた者が
同じ様にしていたのを思い出した。
つまり石田さんに、無駄な行動は一つもない
ということ。
彼の為にも、しっかりと励もうと私は決意した。
が……
集中出来ずにいる。
まとめるのは
かなり大変な作業だったんじゃないだろうか。
どうして、してくれたのか。
普段はあんなに話しかけ辛いし、
今朝の会話がまともな会話なのに。
不思議な方だなぁ。本当に。
なんて、考えてしまった。
「いけない!ちゃんとする!」
パチンと頬を叩いて、再び勉強に励む。
私の長い1日はこうして更けていった。