• テキストサイズ

BLEACH 叶わない願いをそれでも願う

第2章 戸惑いこころ




にこやかに手まで振って迎えてくれた千春ちゃんは今日あった出来事を話してくれた。



秋桜の花が咲いてきて花冠にして遊んだようだ。
どうりでほのかに花の香りがするのか。



「でも、それは赤ちゃんにあげたんだよ。
泣いててかわいそうだったからさ。」


「優しいんだね。」

へへっと笑った千春ちゃんが、かわいい。

「お姉ちゃんは?どんな日だった?」



まさか私も話すとは思わなかったけど
掻い摘んで石田さんとの事を話した。


腕を組んで考える仕草をした千春ちゃんは一言。



「変な人ね、その人。なんで急にそんなことしたんだろう。」

「私にもわからないけど、すごく嬉しかったんだ。」

「ふーん。」



はた と思う。
私あの時、嬉しかったんだ。

助かった、有り難かったとも思ったけど
嬉しかったんだ。

ぼんやりとしていた私に千春ちゃんは声をかけてくれた。

「大丈夫、お姉ちゃん?」
「もちろん!」


他も見廻りするために、あまり長居はしてられないかとも思った私は最後に聞いてみた。

「何か困った事はないかな?」

死覇装の袖をキュッと掴んだ手。

「千春ね、何か変な声を聴くんだ。」

「白い仮面をつけた化け物に会ったことはある?千春ちゃん。」

「無いけど、すごく怖そうだね。」

「うん。だからそいつを視たら必ず逃げて。
何が起こっても逃げるの。」

不安そうな顔をみせる千春ちゃんに目線を併せてしゃがんだ。


「私が必ず助けに行くからね。大丈夫。今話した事は、千春ちゃんが怖い思いをしないようにするための大事な事なの。」

「本当に? 来てくれる?」

「うん、絶対行くよ。」

「わかった!」

「どうしても怖かったら、この鈴を鳴らしてごらん。
鳴ってる間は守ってくれるから。」

銀色の鈴が沢山ついた紐を手渡した。

不思議そうに見つめる目もやがて真剣になり
しっかりと頷いてくれる。


「ありがとう、千春ちゃん。
また明日来るからね」

「またね!」

その後は別の出会った霊を魂葬をしてからお店へと戻った。
/ 431ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp