第2章 戸惑いこころ
黒崎さんと分かれて、お店まであと少しのところまで来ていた私。
先程の会話を思い出す。
石田さんの事も仕事の事も、話してくれたのは黒崎さんなりの優しさなんだろうと思う。
石田さんもまだまだ気まずいことはあるけど
優しさがないわけじゃないんだろう。
お二人は似てらっしゃる気がする。
「ただいま戻りました!」
「あ、おかえりなさい実穂さん。」
「てんちょー!死神の姉ちゃん帰ってきたぞ!」
雨ちゃんとジン太くんが私を迎えてくれた。
「おかえんなさい石津さん。来て早々で悪いんすけど、義骸の点検してもいいですか?」
「お願いします。その間に見廻りしてきますから大丈夫です。」
今回は義魂丸を使わずに私は死神化した。
そうすることで魂のない体もとい義骸は
点検がしやすいらしい。
「テッサイさんがおいし〜いカレー作ってくれてますから楽しみにしてくださいね!」
「行ってきます‼︎」
一目散に浦原商店を出た私は、彼女の元へ足を運んだ。