第7章 その日 口火を切る
ひたすら歩いた
でも
見つかるのは瓦礫か仲間の死体の山
それでも 信じて進み続けた
辛うじて助けた隊士がいたけれど
目の前で 消しとんでしまった
塵屑と赤い血飛沫を遺して
息継ぎの合間にようやく飲み込もうとした唾は、けれど口から吐き出された。
喉がひりついて重く傷んだことで、出来なくて。
頭もぼんやりとしていた。
それでも。
目だけは、探し続けていたのは………覚えている。
「誰か………………だれ………か………声がき………えたら………返事を、して………」
「………………おねがいっ………!
応えて………‼︎」