第7章 その日 口火を切る
久しぶり。なかなか来れずにごめん。
其方はどうかな。
安らかだといいのだけれど。
あの日から随分経つね。
それでも
僕はどうしても 自分が許せないんだ。
ごめん。
こんな事を言うのは 君が嫌だったね。
今まで 誰にも言うつもりなんて無いと思ってた。
君との思い出は 大事な事だから。
でも
話したいと思える人が 出来たんだ。
僕が 8年間謝ることしか出来なかった君に
向き合うだけの力を込めて
背中を押してくれた人なんだ。
全てを 話せるかは わからない
迷いも 怖さもあるよ
それでも
君は 話す事を 許してくれるかい?