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BLEACH 叶わない願いをそれでも願う

第2章 戸惑いこころ


初めての学校を終えた私は帰宅している。


通り雨で濡れた草木の濃い香りが鼻をくすぐる。
職員室に寄るように言われたおかげで濡れずにすんでよかった。

雨上がりの空気も景色も、私は割と好きだ。
水溜りに映る青空が綺麗で、苦手なクモの巣も真珠の宝石みたいに輝く。虹なんか見たら最高だ。


今日は授業はなく、
休み明けのレ、レク……。
これから半年の説明を先生から受けただけで終わった。




正直緊張していた私にとっては
かなりありがたい。



朽木副隊長からは、黒崎さんを含めた4人の方は力も実力も十二分にあると聞いていた。
それは、私も霊圧を感じていたからわかる。



人付き合いもしやすいとも仰っていた。



昨夜会った皆さんと
同じ組になったのは良かったと思う半分、
不思議にも思うことがある。





石田雨竜さん




隣の席になった人。
なんというか、話しかけ辛い方だ。



会ったばかりでよく知らないが、
何か気に触ることをしたのだろうか?



覚えなんて、無いんだけどな。





悶々と考えていると、
水溜りの上をカラコロと鳴る子気味良い下駄の音。




「おかえんなさい、石津さん。
どうでした学校は?」


「ただいま戻りました、浦原さん。
 緊張…しました。真央霊術院と変わらないとこもありましたけど。」


「皆さんとも、ですか?」

「そうですね。
でも早く慣れるといいなって思います。」


浦原さんはクスリと笑いながら
私を建物へと促してくれた。



「大丈夫っすよ。いい人達ですから。
なんなら困った時はお手伝い致しますよ」


「それは….高くつきそうなんで遠慮します」



「あら、振られちゃいましたね。
何はともあれ、落ち着くまではここで過ごすといい。
朽木さんにも言われたでしょう?」


「……はい、ありがとうございます。」


浦原さんは飄々としていても言葉は優しい。
いい人なんだと思う。




鞄を背負い直して、戸口を潜った。






ここは、浦原商店 


店主の浦原喜助さんを筆頭に
賑やかな方が暮らす場所。


近所の子達に人気の駄菓子から
あると便利な私達死神の商品まで、
なんでも揃うお店。




私がしばらくご厄介になるお店。












「そんじゃ、晩ごはんにしましょ!」

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