第3章 一歩
キーーンコーーンカーーンコーーン
「あ、なっちゃった。ってあーばさん!!次体育!!」
「え?あっ!!やばぃ!和、掴まって。」
そういいつつ、相葉が二宮の腕を掴んだ。
そして猛ダッシュ。
「あーっ…」
二宮の叫びは一瞬で屋上を去って行った。
「忙しねぇな。」
「うん…って俺達も授業だ!大野!起きろ!」
俺の膝で寝ている大野を揺すって起こす。
「ん〜…やめろっ…」
眉間を寄せて俺の方を向いたかと思うと、腰に腕が回ってきてお腹に顔を埋めてきた。
「うっ…そこ…やめろ!」
まだ反応していない俺の中心に大野の顔が触れる。
慌てて腰を引いて大野を引き剥がしにかかるが、大野は更に顔を下に埋めてきた。
「ちょっ、ばか…やめろったら!」
櫻井の視線が気になる。
そう思って櫻井の顔を見た瞬間だった。
パクッ
「あっ…」
大野が俺の中心を服の上から軽く咥えた。
更にパクパクと形に沿って動かしてくる。
「ぅんまぃ…」
寝言のように呟くと、グゥと咥えたまま寝だした。
「っっっ//////おまっ、 ふざけんなー!!!」