• テキストサイズ

御曹司と忍び 【気象系BL】

第2章 事件



「あ、大野。」

「あれ?起きたの?」

俺が潤の部屋に着いたのは、午前3時頃だった。

外は真っ暗で、みんな寝てる時間だったから潤も寝てるもんだと思ってた。

俺が部屋を出た時は寝てたしね。

「あぁ、喉乾いたから。」

「そっか。」

「どっか行ってたのか?」

潤が俺をつま先から頭の先までじっくり見る。


「あぁ、櫻井に会ってた。」

「櫻井??」

「うん、さっきの事件の詳細を聞きに行ってた。」

潤の目が見開く。

「やっぱり櫻井いたの?」

「うん。一緒に潤を助けてくれたから。でも後始末任せてたんだよね。だから見に行ってた。」

「そっか。なんか言ってた?」

「ただの小さい集団の仕業だって。」

「集団?」

眉を顰める潤。

「うん。小さなね。でも、そいつらもう捕まえたってさ。」

「え?警察?捕まったの?」

展開が早すぎてびっくりしている潤。

「当たり前だろ?潤を誘拐した上に暴行まで働いたんだぞ?」

「ま、まぁそうだけど、、」

「それに櫻井は赤家の人間だから、警察とは繋がってるからね。」

「あー、そうなんだ。なるほどね。」

潤の顔が納得の表情に変わる。

/ 49ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp