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御曹司と忍び 【気象系BL】

第2章 事件




ドガーーーン!!!!


大きな音を立てて倉庫の扉が倒されて、
倉庫にいた全員が入口に目をやる。

「お、大野……」
そこには、大野が立っていた。

その目が俺を捉えると、

ゴゴゴーーーー

っと凄い音がなり、大野から青い炎が燃え上がった。


「なんだお前は!?」

「貴様ら誰に手ぇ出してんのかわかってんのか?」

地獄の底から響いて来るような声で大野が言う。


「一人で何ができるんだよ。おい、お前ら!やれ!」

その威圧感は凄まじく、誰もが一瞬止まってしまう。

ギロりと周りを睨んだかと思うと、
一瞬にして、俺の前の二人の男の前に大野が現れた。

“う、、、”

バタバタッと周りの男達が倒れていく。

「お前、、何者だ!!?」


「俺はこいつの側近だ。」


その目は怒りに燃え上がっていた。

「誰に断って潤にこんなことしてんだよ!!!」

大きく腕を後ろに引いて、俺の後ろに殴り飛ばした。

ドーーーンとでかい音がして煙が上がる。


「お、落ち着け!俺が悪かった!」

その威力に圧倒され、もう一方の男が慌てて土下座する。

大野は、そいつの前にしゃがみ目を合わせてニコリと笑った。


「許すわけないだろ?」


一瞬ホッとした男の顔が凍る。

「汚ぇ手で潤に触てんじゃねぇよ!!!」

そういうと今度は足を振り上げて蹴り飛ばした。

再びでかい音と共に煙が後ろで上がった。
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