第2章 事件
「いってぇえええ!!!」
口内に血の味が広がる。
ペッとその血を吐き出すのとほぼ同時に
頬に痛みが走り、椅子に縛られたまま横に倒れた。
「お前舐めてんじゃねえよ!!」
「うっ!!」
今度はお腹を思いっきり蹴られた。
「犯せ。」
ひでおは、そういい捨てて倉庫の外へ出て行った。
「おい、ハサミ持ってこい!!」
暫くするとハサミを受け取った男が傍によってきて、俺を椅子ごと起こすと、俺が着ていたセーターの真ん前をハサミで切り、シャツのボタンを外し始めた。
「やめろ!!」
「こいつの口塞げ。」
俺の口に布が挟み込まれる。
「んん!!」
俺の胸が露わになり、尖りを抓られと
ビクッと反射的に動いた。
「あれ?もしかして感じてるのか?」
昔から俺は感度が人よりいいのがここで仇になるとは…
ニヤリと口角を上げた男に舌で転がされて
嫌でもビクビク反応してしまう。
「もしかしてコッチも?」
一人がズボンの上から俺の下半身を撫でる。
うっ!!気持ち悪い…
それの形に沿って服の上から扱かれる。
「流石にでかくはならないかぁ〜」
「舐めたら一瞬だよ。」
ズボンのベルトとボタンを外されチャックが空いていく。
下着の上から先端を弄られて
その手が下着の中に入って来きた。
「んー!」
やだ、やだ!!助けて!!
俺の頭の中に大野の顔が浮かんだ。
俺の側近だというなら助けろ!!!